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こんにちは!町田です。
今回はチェーホフの「かもめ」でございます。
この作品は戯曲として作られていて、ロシアはもちろん日本でも舞台で
よく演じられている作品です。
主役のトレープレフは芸術志向が強く、思想も極端に現実離れしている
ような青年です。それがいきすぎて最後には彼自身、不幸な結末を迎え
てしまいます。多くの人も、トレープレフ的なダークサイドの部分に共感す
るでしょう。でもチェーホフはそこからの希望のみちを教えてくれています。
それが何であるかは、読んでみるか、僕に聞いてください。
戯曲なので舞台を意識したセリフが気に入っていて、冒頭のちょっとした
シーンなんですけど、個人的にすきなところを紹介します。ほんとに個人的
すぎて共感は得られないかもしれませんが・・・。
メドヴェージェンコ「あなたは、いつ見ても黒い服ですね。どういうわけです?」
マーシャ 「わが人生の喪服なの。あたし、不仕合せな女ですもの。」
これが「かもめ」の出だしです。ここ、なんか好きなんですよね~。わかります?
こんにちは!町田です。
今回はスポーツですね。ほんとスポーツってPLAYするものなので、書くことに
困りますね。そうなるとやっぱりサッカーの話題になっちゃいますが、ワールド
カップまでもうすぐになってきました。日本は予選を突破できるのでしょうか!
キャプテンである長谷部のけがが心配ですね。ボランチは守備と攻撃の両方
が上手な選手にやってもらいたいので、遠藤&長谷部の試合をみたいなぁ~。
キャプテンを100点に近い点数でこなし、代表での貢献度も高い優等生だけに
今の苦しい状況をのりこえて、ワールドカップには戻ってきてくれ!長谷部!
そしてたまにはキャプテンという重荷を脱ぎ捨てて、バカになれ!!伝説の
この男のように、、。
こんにちは!町田です。
今回は小説ですね。
今回はサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」でいってみましょう。
もちろんホールデン・コールフィールドのセリフをとりあげてみますが、
僕がこの小説を好きな理由として、ホールデンの内面的な部分に、つい
共感してしまいます。出だしがたしか療養中の身で、どんなどたばたで
こうなって病んでいったか・・・みたいなとこから始まります。
ただ語り口がとてもライトでユーモアもある。でもどんどん落っこちて
いっちゃう感じ。ホールデン自身が「you」をよくつかって語りかけていますが
この「you」はホールデンと読者の中間くらいに語りかけてる感じです。
こうやって書くとよくわからないと思いますが、そのへんが病んでいってしまう
キーポイントなんではないでしょうか。
ある小説家が言ってましたが、この小説が読み続けられてきたのは、この物語
が読者の内面の「鏡」みたいに作用している~みたいな事を言っていた気が
しますが、その通りだと思います。つまり僕の内面性はホールデンと通じるものが
たくさんあるので、共感ってわけですね。
妹のフィービーとの会話から。(フィービーはイノセントでかわいいキャラ!)
「でもとにかくさ、だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子どもたちがいっぱい
集まって何かのゲームをしているところを、僕はいつも思い浮かべちまうんだ。何千人
もの子どもたちがいるんだけど、ほかには誰もいない。つまりちゃんとした大人みたいな
のは一人もいないんだよ。僕のほかにはね。それで僕はそのへんのクレイジーな崖っ
ぷちに立っているわけさ。で、僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かその崖から落ち
そうになる子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで
崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっと
「キャッチ」するんだ。そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、
僕はただそういうものになりたいんだ。たしかにかなりへんてこだとは思うけど、僕が
心からなりたいと思うのはそのくらいだよ。かなりへんてこだとはわかっているんでけどね」
おわり