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こんにちは!町田です。
今回はチェーホフの「かもめ」でございます。
この作品は戯曲として作られていて、ロシアはもちろん日本でも舞台で
よく演じられている作品です。
主役のトレープレフは芸術志向が強く、思想も極端に現実離れしている
ような青年です。それがいきすぎて最後には彼自身、不幸な結末を迎え
てしまいます。多くの人も、トレープレフ的なダークサイドの部分に共感す
るでしょう。でもチェーホフはそこからの希望のみちを教えてくれています。
それが何であるかは、読んでみるか、僕に聞いてください。
戯曲なので舞台を意識したセリフが気に入っていて、冒頭のちょっとした
シーンなんですけど、個人的にすきなところを紹介します。ほんとに個人的
すぎて共感は得られないかもしれませんが・・・。
メドヴェージェンコ「あなたは、いつ見ても黒い服ですね。どういうわけです?」
マーシャ 「わが人生の喪服なの。あたし、不仕合せな女ですもの。」
これが「かもめ」の出だしです。ここ、なんか好きなんですよね~。わかります?