こんにちは!町田です。
小説を最近はたくさん読んでいません。でもこのあいだ出たハルキムラカミの小説は
買って読んでいるところです。なので小説というタイトルで書くときは、過去のもので、
なおかつ読んでから時間がたっているものなので、なかなか苦戦してくるようになりました。
そんななか折にふれて思いだしたりするものとかがあるのですが、わざわざブログに書く
ようなものではなかったりします。しかし、思い出すという事は、こころにひっかかったという事
なので、そういうものでもちょこちょこ書いてみようかと、、。
世界の終りとハードボイルドワンダーランドにて
「ボブ・ディランって少し聴くとすぐにわかるんです」と彼女は言った。
「ハーモニカがスティービ・ワンダーよりへただから?」
彼女は笑った。彼女を笑わせるのはとても楽しかった。
私にだってまだ女の子を笑わせることはできるのだ。
「そうじゃなくて声がとくべつなの」と彼女は言った。
「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっとみつめているような声なんです」
「良い表現だ」と私は言った。良い表現だった。私はボブ・ディランに関する本を何冊か読んだが
それほど適切な表現に出会ったことは一度もない。
僕もすごく好きな表現です。雨ふりの日に外を眺めると、ボブ・ディランのだみ声が、そしてあの歌詞が、、、。
こ~ゆ~のってとても幸福なことですよね!